DeNA投手陣が防御率ワーストから大変身 硬くなったハマスタのマウンドも追い風に?

西武戦で好投したDeNA・坂本裕哉(左)とフェルナンド・ロメロ【写真:宮脇広久】
西武戦で好投したDeNA・坂本裕哉(左)とフェルナンド・ロメロ【写真:宮脇広久】

ロメロ、坂本が好投、2年連続チーム勝ち頭の大貫を始め好調が続く

 DeNAは6年ぶりの最下位に沈んだ昨季、チーム防御率がリーグワーストの4.15。特に先発陣の防御率が4.34で、同3.87だったリリーフ陣の足を引っ張った格好だったが、今年は生まれ変わりつつあるのだろうか。オープン戦で開幕ローテ候補が相次いで好投。三浦大輔監督が「悩んでます。いい悩みです」と人選に嬉しい悲鳴を上げているほどだ。

 8日に本拠地・横浜スタジアムで行われた西武とのオープン戦では、来日1年目の昨季に5勝3敗、防御率3.01の好成績を挙げたフェルナンド・ロメロ投手が先発。初回、先頭の鈴木、2番・源田にいきなり連続四球を与えたが、続く呉を左飛、4番・山川を二ゴロ併殺に仕留めてピンチを脱出した。結局4回を投げて6三振を奪い、4回の山川のソロによる1失点に抑えた。「立ち上がりは四球2つで、アジャストするのに時間がかかったが、その後はロメロらしい投球ができていた。順調に調整できている」と三浦監督の信頼は揺るがない。

 2番手で登板した3年目左腕・坂本裕哉投手も、2イニングを無失点。指揮官から「ボールのキレが良かった。去年よりレベルアップしている」と称えられた。2日の広島とのオープン戦でも、先発して5回を無失点に抑えており、こちらも開幕ローテ入りに大きく前進したと言えるだろう。

メジャー仕様のマウンドへの移行は日本球界全体の流れ

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