開幕前に支配下ある? 巨人“Wドラ1”やNPB復帰右腕…猛アピール続ける育成選手たち
巨人・鍬原は今季2度目の育成スタート
プロ野球のオープン戦は間もなく折り返しに入る。25日の開幕に向けて調整は佳境を迎えるが、背番号3桁の育成選手にとっては支配下登録を目指す猛アピールの場でもある。ここではオープン戦で存在感を示している12球団の育成選手を見ていく。(成績は全て9日時点)
セ・リーグの投手では、巨人の2017年ドラフト1位・鍬原拓也が3試合で2回1/3を投げて無失点、1セーブ。2度目の育成スタートとなった今季だが、早期昇格を勝ち取りたい。同じく2019年ドラ1の堀田賢慎も、2試合計5回で2安打無失点と光る。またDeNAの2年目・石川達也は6日のオリックス戦に登板し、2回無失点で3三振を奪った。
野手ではヤクルト・赤羽由紘が3試合に先発するなどここまで8試合に出場。一塁、二塁、三塁、右翼の守備に就いている。広島・持丸泰輝が3日DeNA戦で一発を放てば、この試合でDeNA・大橋武尊は途中出場で2打数2安打2盗塁と俊足を生かして輝いた。
パ・リーグの投手では、四国アイランドリーグplus・高知から2年ぶりにNPB復帰したソフトバンク・藤井皓哉が2戦計3イニングを零封、4奪三振と好投を続けている。楽天・小峯新陸も計3回無失点で4奪三振、巨人を戦力外となり日本ハムに加入した古川侑利は2試合に登板して計3回無失点、奪三振率は15.00を誇る。
野手では日本ハム・速水隆成が5日の巨人戦に「4番・一塁」で先発するなどここまで4試合に出場。また今季から育成契約となった難波侑平は5試合で7打数1安打ながらも“返り咲き”に向けて闘志を燃やす。残り3週間を切った開幕までに“支配下切符”を掴む選手は現れるのだろうか。
(Full-Count編集部)