新庄ハムの“救世主”になるか 最速156キロ、OP戦で奪三振率24.00のドラ8右腕

日本ハム・北山亘基【写真:荒川祐史】
日本ハム・北山亘基【写真:荒川祐史】

北山亘基は京都成章高、京産大を経て昨年ドラフト8位で入団

 日本ハムのドラフト8位ルーキーが、オープン戦で輝きを放っている。北山亘基投手(京産大)は2試合で計3イニングを投げて1安打8奪三振無失点。最速156キロを計測した速球を武器に驚異の奪三振率24.00をマークしている。

 新庄剛志監督の下、3年連続Bクラスからの巻き返しを図る日本ハムに“ドクターK”が現れた。北山はオープン戦初登板となった3日のヤクルト戦(札幌ドーム)で1イニングを衝撃の3者三振斬り。サンタナに対して156キロをマークするなど、投じた9球の直球の内、7球が150キロを超えた。

 9日のロッテ戦(鎌ケ谷)も圧倒的だった。6回から登板して2イニングを1安打5奪三振無失点。6回2死から中村奨、レアード、平沢、藤岡と4者連続三振を奪った。

 京都成章高3年時の2017年夏の甲子園に出場し、最速142キロをマークした。同年のドラフト会議にプロ志望届を提出したが指名されずに京産大へ進学。昨年9月に153キロをマークするなど順調に成長を遂げ、同年10月のドラフトで8位指名を受けた。

 日本ハムは昨季リーグ3位の28セーブをあげた杉浦稔大投手が故障離脱中。“守護神”抜擢の声も高まる中、今後どんな投球を見せてくれるか。北山から目が離せない。

(Full-Count編集部)

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