開幕1週間再延期で最短4月15日に 選手会は猛反論「試合中止の決断は完全不必要」
米記者は試合数削減による給料カットの可能性を指摘
新労使協定を巡る対立で開幕延期となっているメジャーリーグは9日(日本時間10日)、レギュラーシーズンの開幕を4月7日(同8日)から14日(同15日)まで延期すると発表した。この決定を受け、選手会は「オーナー陣の試合をさらに中止するという決断は完全に不必要なもの」と反論した。
この日も機構と選手会が交渉を行ったが、国際ドラフト導入を巡って対立。国際ドラフト導入を目指す機構は3つの選択肢を提示したが、選手会は全て拒否した。選手会は「機構に対して今日の午後早くに包括的な提案を行い、意義のある返答が来ると聞いておりましたが、選手会はまだ返答を聞いていません。選手たちはプレーすることを望んでおり、世界最高のファンのためにフィールドに戻ることを待ちきれません」と声明を出した。
全162試合開催を目指していたものの、妥結には至らなかった。米全国紙USAトゥデイのボブ・ナイチンゲール記者によると、試合数削減により選手の給料がカットされる可能性があるという。選手会は「我々の最優先事項は全ての選手にとって公平な契約を締結することであり、最後まで交渉を続けていきます」と今後も粘り強く交渉する意向だ。
(Full-Count編集部)