日本ハムがビールで「既成概念突き破る」 新球場に“世界初”ブルワリーレストラン
前沢本部長「新庄さんじゃないけど、既成概念を突き破ることをやっていきたい」
日本ハムは10日、建設中の新球場「ES CON FIELD HOKKAIDO」内で「クラフトビール醸造レストラン事業発表」の記者会見を行った。株式会社ヤッホーブルーイング代表取締役社長の井手直行氏と株式会社ファイターズスポーツ&エンターテイメント取締役・事業統轄本部長の前沢賢氏が登壇。「世界初のフィールドを一望できるクラフトビール醸造レストラン」のオープンを発表した。
新庄監督の起用、新球場の開業と注目を集める日本ハムと「よなよなエール」でおなじみの「ヤッホーブルーイング」がタッグを組んだ。球場の“ど真ん中”外野のバックスクリーンに『そらとしば』の名称で誕生する。会見では、北海道旭川市出身の井手社長が「野球界は保守的だと思っていたが、新庄監督を起用したりと日本ハムは他の球団と違った」と印象を語った。
当初はビールの“製造委託”としてスタートした企画が、話し合いを重ねる中で、ビールを中心とした“エンターテイメント事業”へと変化。前沢本部長は「勝った負けたに関係なくどういう価値を提供できるか」と課題を掲げ、「新庄さんじゃないけど、既成概念を突き破ることをやっていきたい」と語った。新庄監督も「色んな人に来てほしい。この球場は素晴らしい」と協力してくれていることも明かされた。
北海道の空と天然芝をイメージした『そらとしば』のネーミングのコンセプトは「ほどよい高揚感とあずましさ」。「あずましい」とは北海道弁で「心地よい」の意味だ。名前の通り、終始おだやかな雰囲気で進んだ会見の最後はビールかけの話題に。井手社長は「いっぱい作りだめしておかないと」と優勝に期待を込めた。