開幕1週間再延期を発表も…労使交渉決着へ継続審議 米記者「希望は残っている」

再延期発表後も労使協定の審議が継続されている【写真:AP】
再延期発表後も労使協定の審議が継続されている【写真:AP】

デッドライン後に選手会が国際ドラフトの対案を提示

 新労使協定を巡る対立で開幕延期となっているメジャーリーグは9日(日本時間10日)、レギュラーシーズンの開幕を4月7日(同8日)から14日(同15日)まで延期すると発表した。機構と選手会の交渉は難航を極めているが、機構の開幕再延期発表後も審議は継続されているという。米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者ら米複数メディアが伝えている。

 機構と選手会の話し合いは国際ドラフト導入が争点となっている。国際ドラフト導入を目指す機構は3つの選択肢を提示したが、選手会は全て拒否。機構側へ新たな対案を提示したという。ローゼンタール記者は「機構は他の争点について交渉する前にこの件を解決させたいと思っている。機構は選手会からの提案を東部時間午後6時のデッドラインの後に受け取った。両者は合意に達した場合、シーズンの試合数について決めることになる」と今後の見通しもツイートした。

 労使交渉では依然として年俸調停権を持っていない選手に分配されるボーナスプールで両者に隔たりがあることが報じられている。MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者は「国際ドラフトの提案について、両者は今夜話し合いを続ける。希望は残っている!」と早期の決着を期待した。

(Full-Count編集部)

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