「死球で一番痛かったのはダルビッシュ」 清原和博氏が挙げた“凄かった”5投手は?
思い出に残る本塁打は「日本シリーズで松坂投手から打った本塁打」
西武、巨人、オリックスで活躍した清原和博氏は13日、福島・白河市内で行われた特別講演会「復活!!その先へ…」に出席。小中学生、保護者・指導者からの質問コーナーで、現役時代に凄かった投手を語る場面があった。
歴代5位の通算525本塁打を放った清原氏。「凄かった投手は誰ですか?」との問いかけに、ユーモアを交えつつ数多くの名投手の名前を挙げた。
「絶対に打てないと思ったのが大魔神(佐々木主浩氏)のフォークですね。ストレートで言えば藤川(球児)投手。圧倒的な迫力、ビックリしたのが高卒新人で入ってきて初対戦した時の松坂(大輔)投手です」
「デッドボールで一番痛かったのが1打席目の初球に食らったダルビッシュ(有)投手。あと一番マウンドででかいと思ったのが野茂(英雄)投手。野茂投手のトルネード投法にはビックリしました。レフトスタンドを向くので、『おい、どっち向いてんねん』って感じで。そこからズバンと投げてくる。本当にビックリしました」
思い出に残っている本塁打についても熱く語った。「やっぱり(2002年)日本シリーズで松坂投手から打った本塁打ですかね。あの時は怪我をしていて、『この試合で終わってもいい』という状態で。ガチガチにテーピングをして、痛み止め飲んで試合に出てました。まさかあんな本塁打が出るとは。松坂投手から」。
球界のライバルについても多くの名投手を挙げた。「各チームのエースですよね。大先輩の村田兆治さんや山田久志さんをライバルというのはおこがましい。同年代で言うと、野茂投手や伊良部(秀輝)投手。セ・リーグで言うと、最後の最後は藤川投手でしたね。大魔神はもちろんそうですけど、友達すぎてライバルとは言えないというか」と打ち明けていた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)