投手・大谷、圧巻本拠地デビュー! 7回1安打零封12K&19者連続斬りで2勝目
12奪三振は全て空振り、7回1死初安打の場面はスタンディングオベーション
エンゼルスの大谷翔平が8日(日本時間9日)、アスレチックス戦で本拠地初先発登板に臨み、7回1安打1四球12奪三振無失点の好投で2勝目を手にした。先頭から19者連続斬りという圧巻の投球。7回1死で初安打を浴びた場面では4万人を超える観客からスタンディングオベーションも沸き起こった。エンゼルスは6-1で勝利した。
1日(日本時間2日)の敵地アスレチックス戦で6回3失点で初登板初勝利。野手としては4試合で打率.389、3本塁打、7打点。圧巻の二刀流デビューを果たしている右腕が本拠地初登板でも強烈な輝きを放った。
初回先頭のジョイスをスプリットで空振り三振に仕留めると、セミエンを154キロのストレート、ラウリーをスプリットで空振り三振に。2点の援護を受けた直後の2回はデービスを中直、オルソンをスプリットで空振り三振、チャップマンは左飛に仕留めた。
さらに3回はルクロイを156キロストレートで一邪飛、ピスコッティをスプリットで空振り三振、スモリンスキーもスプリットで空振り三振に。するとエンゼルスはその裏、トラウトのソロ弾でリードを3点に広げた。
大谷は4回もジョイスを一ゴロ、セミエンをこの日最速の160キロのストレートで空振り三振、ラウリーを二ゴロで打ち取った。直後、エンゼルスはさらに2点を加点。大谷は5回、デービスを158キロのストレートで空振り三振、オルソンを159キロのストレートで空振り三振、チャップマンをスプリットで空振り三振と、圧巻の3者連続三振とした。
6回もルクロイを右飛、ピスコッティを二ゴロに打ち取ると、スモリンスキーはスプリットで空振り三振に。エンゼルスはその裏、シンフのソロ弾で6-0とした。
大谷は7回も先頭のジョイスを遊直に打ち取ったが、直後、セミエンに左前安打を浴び、完全投球が途切れた。この場面では4万4742人が詰めかけた本拠地から好投を称えるスタンディングオベーションが沸き起こった。大谷はその後、ラウリーにも四球を与え、無死一、二塁のピンチを迎えたが、デービスを投ゴロ、オルソンをスプリットで空振り三振に仕留めて無失点で切り抜けた。
大谷はここで降板。7回91球を投げ、1安打1四球で無失点、毎回の12三振はすべて空振りで奪った。そのままチームは勝利し、大谷自身、開幕から無傷の2連勝。防御率は2.08となっている。