新庄監督、11打席ぶり安打の清宮を辛口祝福「ちょっと違ったな」 試合前に直接指導
5回に代打で登場、7回の第2打席に右翼線二塁打を放った
■日本ハム 4ー1 DeNA(オープン戦・20日・札幌ドーム)
日本ハムの清宮幸太郎内野手が20日、札幌ドームで行われたDeNA戦に途中出場。7回に右翼線二塁打を放ち、11打席ぶりの快音を響かせた。試合前には新庄剛志監督、稲葉篤紀GMが約30分の熱血指導。ようやく「H」ランプを灯したが、ビッグボスは「あの打ち方じゃないんだよな、ヒットは出たけど」と辛口で祝福した。
先発出場した19日は2打席連続三振で4回の守備から交代。この日トップの位置を変えて打席立った清宮は、第1打席は四球を選んだ。そして第2打席、砂田の変化球を右翼線に運んだ。新庄監督は「詰まり気味でグッと押し込むようになればもっと(安打が)出てくる。まあ結果が出たからいいとして、もっともっと凄い才能があるから」と期待するからこそ、上のレベルを求めた。
試合後の取材中、近くを清宮が通りかかると「ちょっと違ったな。ヒットはヒットでもちょっと違う」と笑顔でバッサリ。清宮が「ちょっと違う……」と困惑気味の表情を見せると、ビッグボスは「かわいさがまたね、いじりたくなるのよ」と目を細めていた。
(町田利衣 / Rie Machida)