ヤンキースが本塁打王放出で「ハイリターン」 高校生で164キロを出した未完の大器
2020年本塁打王・ボイトを放出して若手有望株・ラングを獲得
ヤンキースが2020年本塁打王を放出して“掘り出し物”を獲得した。18日(日本時間19日)に大砲のルーク・ボイト内野手をパドレスへトレード放出し、最速102マイル(約164.2キロ)を誇る若手有望株ジャスティン・ラング投手を獲得。地元紙ニューヨーク・デイリーニュースは「ハイリスク・ハイリターンのプロスペクトだ」と注目した。
20歳のラングはテキサス州リャノ高時代の2020年に最速102マイルをマーク。2020年ドラフト1巡目(全体34位)でパドレス入りし、若手有望株が揃う中で球団8位にランク付けされていた。地元紙「ニューヨーク・デイリーニュース」はア・リーグのスカウトのコメントを紹介。「彼の速球はスペシャルになる可能性がある」「練習の虫で、ドラフトの年に体を改造した。テキサスの田舎の出身で球団はスカウトする機会があまりなかった。彼はハイリスク・ハイリターンだ」と語っている。
ニューヨークで同時多発テロがあった2001年9月11日に生まれた。昨季はルーキーリーグで9試合登板、0勝3敗、防御率6.95だったが、今後の飛躍を期待したくなる193センチ剛腕だ。