イチロー引退から3年 “変わらぬ姿勢”に米感激「最高」、マドン監督は思い出に浸る
イチロー氏はエンゼルスとのOP戦で打撃用革手袋を付けたままベンチ入り
マリナーズのイチロー氏(会長付き特別補佐兼インストラクター)が2019年に現役引退してから21日で3年が経った。今も現役時代と変わらぬスタイルを維持しているように見えるが、野球への“姿勢”も変わっていないようだ。地元ラジオ局「710 ESPNシアトル」の元レポーター、リディア・クルーズさんがエンゼルスとのオープン戦で打撃用の革手袋をしたままベンチ入りするレジェンドの様子を伝えている。
クルーズさんがツイッターで公開したのはオープン戦での一幕。イチロー氏がベンチ前で同僚と笑顔でコミュニケーションをとる様子が伝わってくるが、注目は両手。クルーズさんは「イチローは絶対にバッティング手袋を外さないと確信している。サイコー」と伝えた。
バットを持てば、いつでも打席に向かっていけそうだ。このツイートには、ファンからは「常に準備ができていれば、調整の必要ないもんね」「あれは手袋じゃなくて、イチローの手そのものだよ」「いつでも代打の準備ばっちり」「新労使協定には、イチローがいつどんな試合でも代打できるように“名誉代打”の条項を入れるべきだった」「アメージング。私にとってのヒーローの一人」などコメントされた。
また、この日の試合中にエンゼルスのジョー・マドン監督とコミュニーションを取る場面があった。試合後、マドン監督は「素晴らしかったよ。イチローは2009年にセントルイスで球宴に出場したんだ。私と妻は(球宴の)前日に夕食のために外出したが、そこでイチローと遭遇した。彼にワインのボトルを送るのと引き換えに、次の日の試合の初球に本塁打を打つように言ったんだ。そして、(試合で)初球打ち。強いライナーの打球がファウルになった。本当にナイスガイだよ」と安打製造機との思い出を打ち明けた。