128億円契約の最終年も定位置なし… 低迷のエンゼルス外野手が決意の一塁挑戦
17年オフに大型契約のアップトン、ここ3年間は故障&打率2割台前半と低迷
8年ぶりのポストシーズン進出を目指すエンゼルスに、復活を期すベテランがいる。2017年オフに結んだ5年1億600万ドル(約128億円)の最終年を迎えるジャスティン・アップトン外野手だ。度重なる故障でポジションが保障されていない状況で、34歳にして一塁守備に挑戦する予定だと、MLB公式サイトが伝えている。
2017年途中にタイガースからエンゼルスにトレードで加入すると、2球団で計152試合に出場して打率.273、35本塁打の好成績。そのオフに5年契約を結んだ。翌2018年こそ30本塁打を放ったものの、2019年からは63→42→89と出場数を減らし、打率はいずれも2割台前半、計37本塁打と低迷している。
一方で、契約最終年となる今季は年俸2800万ドル(約33億円)に加え、どのチームに対してもトレードを拒否できる条項が含まれている。放出は現実的ではないなか、外野手には若手のアデル、マーシュ、ウォードらが控え、定位置も確保できていない状況だ。そこで、左投手を苦手にする一塁手のウォルシュとの併用を見据えて、一塁守備に挑戦するという。
MLB公式サイトによると、昨年8月上旬には一塁守備にすでに取り組んでいたが、9月上旬には腰を痛めてシーズン終了になっていたという。スプリングトレーニングのはじめにミナシアンGMとマドン監督と面談をしたとし、「チームに必要とされる場所でプレーしたいと思っている」との前向きなコメントも紹介されている。
(Full-Count編集部)