元鷹助っ人が日本で覚醒したキッカケ 「隔離期間」の努力でメジャー逆輸入

ソフトバンク、日本ハムで活躍したニック・マルティネス【写真:藤浦一都】
ソフトバンク、日本ハムで活躍したニック・マルティネス【写真:藤浦一都】

隔離期間に投球を研究「家でビデオゲームとかをするのではなく」

 昨季はソフトバンクで活躍し、このオフにパドレスと契約したニック・マルティネス投手。現在は、開幕ローテーション入りに向けて調整し、25日(日本時間26日)に実戦デビューの予定だ。サンディエゴの地元ラジオ局「XTRA1360」でレポーターを務めるマーティ・カズウェル氏がインタビュー映像を公開し、「マルちゃん」と親しまれた助っ人の日本での経験や、近況を伝えている。

 マルティネスは2014年にレンジャーズでメジャーデビュー。4年間で88試合に登板し17勝30敗、防御率4.77の成績を残したが、ローテ定着には至らず2017年オフにノンテンダーFAとなった。来日1年目の2018年に10勝11敗、防御率3.51と2桁勝利を挙げたものの、2019年は故障で1軍登板なし、2020年は2勝7敗、防御率4.62と成績を落とした。

 しかし、ソフトバンクに移籍した2021年に9勝4敗、防御率1.60と圧倒的な成績を残して、メジャーへの“逆輸入”を勝ち取った。覚醒のキッカケを「2020年の(新型コロナウイルスによる)隔離期間中に、家でのんびりビデオゲームとかをするのではなく、色々と調べ始めたことがあった」と明かしている。「球をどういう風に動かすべきかとか、その時点でどういう動き方をしていたのかなどね」と研究を重ねたという。

 さらには日本でプレーしていた時期、オフシーズンにはメジャー球で練習していたと打ち明けている。NPBとMLBでは打者のタイプも異なるとしながらも、「これまでに積んできたマウンドワークや準備の仕方を活かしていけば、適応できると思っているんだ」と今後の活躍に自信を覗かせている。

(Full-Count編集部)

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