新庄ビッグボス指名、開幕投手はドラ8北山 勝てば64年ぶり…過去のパ新人大役は?
2013年の楽天・則本昂大は7回途中4失点で敗戦投手
日本ハムの新庄剛志監督が23日、25日のソフトバンクとの開幕戦(PayPayドーム)で、ドラフト8位の北山亘基投手に先発を託すことを発表した。これまで新人で開幕投手を務めたのは、パ・リーグではわずか5人しかいない。ここではその顔ぶれを見てみる。(敬称略)
直近では9年前、2013年の則本昂大(楽天)。三重中京大からドラフト2位で入団した右腕はオープン戦で防御率1.44とアピールして大役を掴んだが、7回途中4失点で敗戦投手となった。
その前は、1958年の杉浦忠(南海)まで遡る。立大出の杉浦は勝利投手となっており、仮に北山が白星を手にすれば64年ぶりの快挙となる。1956年に牧野伸(東映)、1954年に梶本隆夫(阪急)、1950年の榎原好(毎日)と、1950年代には新人が開幕投手を務めることが続いた。後に杉浦は南海の大エースとなり通算187勝、2年目の1959年には38勝4敗の驚異的な数字を残した。さらに梶本も通算254勝をマークした。
一方のセ・リーグは過去に8人が担ったが、1984年の高野光(ヤクルト)以来、久しく遠ざかっている。下位指名ながら最速156キロの直球とマウンド度胸が高く評価されている北山。球団では66年ぶりとなる大抜擢に応えられるだろうか。
(Full-Count編集部)