鈴木誠也は2三振デビューも「楽しかった」 大歓声に感謝「次は打てるように」
大歓声に感謝「次は打てるように頑張りたい」
■カブス ー ロッキーズ(オープン戦・日本時間26日・メサ)
カブスの鈴木誠也外野手は25日(日本時間26日)、ロッキーズとのオープン戦に初出場し、2打席連続三振のデビューとなった。試合中に行われたテレビインタビューでは「ずっとテレビで見ていた人と一緒にプレーしているのは不思議な感じ」と、メジャー移籍の実感を語った。
初実戦の感想を問われた鈴木は「初めての試合の雰囲気は楽しかったです。守っている時にずっと、メジャーリーグかと…思いながらやっていました」と口にした。さらに「テレビでずっと見ていた人と一緒にプレーしているのは不思議な感じ。初めてプロに入った時と同じで、1年目のような新鮮な気持ちでできた」と続け、広島入りした当時と似た感覚を抱いたようだ。
打席ではロッキーズの右腕・マルケスの変化球に翻弄され、2打席連続で見逃し三振に終わった。今後の課題を問われると「日本でも外国人投手とは戦っている。今日は自分のスイングがちゃんとできなかった。タイミングを合わせて行けるのが第一なので、(投手の)モーションに順応していけたら」。開幕までにタイミングを自分のものにしたいと考えているようだ。
第1打席、登場時にはスタンドから大歓声が上がったことにも「久々にこういう人がいっぱいいるところでやっているんで緊張したんですけど、歓声が凄くて、うれしくて…。結果が良くなくて申し訳ないんですけど、次は打てるように頑張りたい」と結果で恩返しすると誓っていた。
また、日本とアメリカとの違いを「ジャンクフードがたくさんあること。一番好きなのはチキンナゲット」とし、リポーターの笑いを誘った。
ベンチ内で行われたインタビュー中には、コントレラスのファウルボールが目の前を通過し、目を丸くして驚くという珍場面も。変顔が“得意技”の鈴木らしい「デビュー戦」となった。