わずか14時間で決まった128億円電撃契約 自家用ジェットでの到着が「信じられない」
スモールマーケット球団がFAの目玉と契約するまでの裏側が明かされている
アストロズからFAとなっていたカルロス・コレア内野手は、今月18日(日本時間19日)にツインズと3年1億530万ドル(約128億円)で契約を結んだ。FAの目玉とされたスター内野手とスモールマーケット球団による「このオフ最大の衝撃契約」の裏側に、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が迫っている。
アストロズでの7年間で752試合に出場し、781安打、133本塁打、打率.277をマークし、2017年の世界一にも貢献したコレア。記事によると、10年3億5000万ドル(約426億円)あたりでの破格の大型契約を希望していたそうで、ツインズにとっては現実的な額ではなかったという。しかし、メジャーリーグがロックアウトに突入したことで状況は一変。移籍市場が止まっている間に敏腕で知られるスコット・ボラス氏に代理人を変更した。
ロックアウトが終了するとボラス氏は、開幕までの時間が少ないことから3、4年の契約も考えるだろうとツインズへ持ちかけたとされる。サド・レヴィーンGMは「耳をそばだてた。ものすごいチャンスだと思った」と振り返っている。記事では「そこから何十回も連絡を取り合い、わずか14時間で契約がまとまった」と明かされている。年平均3510万ドル(約42億7000万円)はエンゼルス・レンドンの3500万ドル(約42億5500万円)を上回り、内野手史上最高額での電撃契約だった。
そんなコレアは23日(同24日)にプライベートジェットでミネソタ入り。契約書へのサインから練習に参加するまでの一部始終を球団公式ツイッターが公開すると「このまま引退するまでツインズにいてほしい」「信じられないほど嬉しい」「彼がツインズの一員だなんて今でも信じられない」とファンも夢見心地のようだ。