「みんな鳥肌ものですよ」 辻監督も大興奮、西武が0-6からオリックスを大逆転

西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】
西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】

山川の2戦連続弾で1点差に迫り、森が8回に逆転の2点二塁打放つ

■西武 7ー6 オリックス(26日・ベルーナドーム)

 西武は27日、本拠地ベルーナドームで行われたオリックス戦で0-6の劣勢から猛追し、7-6で大逆転勝ち。昨季42年ぶりの最下位に沈んだ獅子が、昨季覇者オリックスとの開幕3連戦に2勝1敗で勝ち越した。

 先発の渡辺勇太朗投手が味方の拙い守備にも足を引っ張られ1、2、3回に2点ずつ失い3回6失点KO。5回表終了時点で0-6だった。

 しかしその裏、相手先発の山崎颯から外崎修汰内野手と栗山巧外野手が連続二塁打を放って1点を返し、反撃開始。6回には、無死一、二塁で新外国人ブライアン・オグレディ外野手が左翼フェンス直撃の適時二塁打。続く中村剛也内野手の遊ゴロの間にも1点を追加した。さらに相手2番手の比嘉から、4番・山川穂高内野手が左翼席中段へ2試合連続の2号2ランを放ち、1点差に迫った。

 こうなると押せ押せだ。相手4番手の村西に対し、8回1死一塁から山川が放った飛球はライトフライに見えたが、吉田正が落球(記録は二塁打)。こうして作った1死二、三塁のチャンスに、森友哉捕手が中堅右へ2点二塁打を放ち、ついに逆転した。山賊打線復活を思わせる猛打で手にした劇的勝利だった。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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