プホルスの古巣復帰に新旧指揮官からエール 「まだ力が残されている」「素晴らしい」
キャンプ地合流、会見で今季限りで引退する意向を口にした
カージナルスのオリバー・マーモル監督が、年俸250万ドル(約3億800万円)で1年契約に合意したアルバート・プホルス内野手を歓迎した。MLB公式によると「(プホルスの加入は)間違いなく助けになる。彼にはまだ力が残されている。彼ならチームの勝利に貢献できる」と語っている。
プホルスは28日(日本時間29日)、早速キャンプ地に合流した。そして会見で「これで最後。これが私のラストランだ。全てが始まったこの場所に戻ってきた。ヤディ(モリーナ)やウェイノ(ウェインライト)らとともにプレーできることは特別で、我々3人にとって完璧なエンディングだと思う」と今季限りで引退する意向を表明。「しかし我々にとって1番のことは、目標に集中すること。カージナルスのことを1番に考え、セントルイスの街のために優勝することが大事だ」と決意を語った。
これに指揮官は「彼はいい幕引きを望んでいるし、私はそうなると思っている。彼のことを本当に尊敬している。よき友人、よきリーダーだし、物事を正しく行える」と“有終の美”に期待を寄せた。
また昨季途中まで在籍したエンゼルスのジョー・マドン監督は、通算649本塁打を誇る42歳が11年ぶりに古巣復帰することに「うれしく思う。彼にとって素晴らしいこと。ファンは間違いなく興奮しているだろう。彼も間違いなく同じ気持ちだろう。彼が(将来なるであろう)殿堂入り打者としてのキャリアを築いた場所。球界にとっても、セントルイスの街にとってもいいことだと思う」とエールを送った。
プホルスはカージナルスでナ・リーグMVPを3度獲得し、2度の世界一に導いた。昨季はエンゼルスとドジャースで計109試合出場して打率.236、17本塁打、50打点だった。
(Full-Count編集部)