イチロー氏の“情熱”が「終わりを迎えることはない」 後輩を指導する姿に元同僚感服
「ジ・アスレチック」はイチロー氏のキャンプでの様子を伝えている
マリナーズの球団会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏は現在、アリゾナ州ピオリアのキャンプに帯同。打撃投手を務めるなど、自ら体を動かして後輩選手を指導したりサポートしたりする姿に、かつての同僚は「彼が今やっていないのは試合でプレーすることだけ」と舌を巻いている。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が伝えている。
イチロー氏は今年もマリナーズのキャンプに帯同。気温が34度に達した25日(日本時間26日)もユニホームを着て選手と同じメニューのトレーニングをこなし、打撃投手も務めた。目を掛けている21歳の有望株フリオ・ロドリゲス外野手のキャッチボールパートナーも連日務めているという。
そんなイチロー氏を畏敬の念をもって見つめるのがマイク・キャメロン特任コーチだ。2001年から3年間マリナーズに在籍し、イチロー氏と右中間コンビを組んだキャメロン氏は「彼が今やっていないのは(正式な)試合でプレーすることだけ。彼にとって(野球は)永遠に続くもの。決して終わりを迎えることはないだろう」と感服する。
「スプリングトレーニングで、こんなにやる気に満ちてチームの練習に参加する球団のアイコンが他にいるだろうか」と記事は伝える。2019年3月に現役を退いたイチロー氏。それから3年の月日が流れても野球への情熱が衰えることはないようだ。
(Full-Count編集部)