ダルビッシュ開幕投手は「難しい決断でなかった」 指揮官が語る抜擢した3つのチカラ
通算1355勝メルビン監督が高評価した分析力、向上心、やる気
パドレスのダルビッシュ有投手は7日(日本時間8日)の敵地・ダイヤモンドバックス戦で開幕投手を務めることが決まった。ボブ・メルビン監督が3月31日(日本時間1日)に明らかにした。
35歳のダルビッシュがメジャーリーグで開幕投手を務めるのは2年連続3度目。開幕投手争いは昨季ノーヒットノーランを達成し、11勝を挙げた右腕ジョー・マスグローブとの“一騎打ち”だったが、メルビン監督は「難しい決断ではなかった」とも語った。開幕投手を託した理由に、指揮官は「ダルビッシュから学んだこと」として3つの能力を挙げた。
1.分析力「どのように投げたらいいか、どのように戦えばいいかが分かっているだけでなく、現代のゲームの分析をもとに、自分が何をすべきか、どうすればもっと良くなるかをとてもよく理解している」
2.向上心「コンセプトをよく理解しているし、常に良くなることを目指している。そして、可能な限り新たな球種を加えたり、すでにある球種を微調整したりしようとしている」
3.やる気「自分のすべきことに対して、本当に、本当に、モチベーションが高い」
現役5位(歴代34位)の通算1355勝を誇るメルビン監督はアスレチックス監督として長年ダルビッシュと対戦してきた。レンジャーズ時代の2017年、2021年に続いての大役となるダルビッシュは「3度目の正直」で勝ち星をつかめるか。
(Full-Count編集部)