田中将大、満塁弾含む2被弾&5回6失点降板も打線が大量援護 2勝目の権利
2回以降好投も魔の5回…マルティネスに満塁弾被弾
ヤンキースの田中将大投手が11日(日本時間12日)、敵地フェンウェイ・パークで行われたレッドソックス戦に先発登板し、5回6失点を喫したものの、味方の大量援護で2勝目の権利を持って降板した。
ここまで1勝1敗、今季3試合目の登板となった田中。開幕黒星後、怒涛の9連勝中のレッドソックスは2012年のサイ・ヤング賞左腕プライスがマウンドに上がった。
試合はプライスがいきなり崩れる。初回にヤンキース打線につかまり、スタントンの2点三塁打、サンチェスの2ランで4失点。この回で降板となった。
一方の田中も苦しい立ち上がり。簡単に2死を奪ったものの、3番ラミレスに左翼へ強烈なソロ弾を被弾。今季3試合連続の被弾で、これが自身メジャーで喫した100本目の本塁打となった。その後も4番マルティネスに左前安打、5番モアランドに今季初となる四球で2死一、二塁のピンチ。それでもヌネスを空振り三振に仕留めて難を逃れた。
すると田中は2回以降、立ち直る。2回から3イニング連続で3者凡退に仕留めると、味方打線の援護もあり、ヤンキースは8-1と大量リードを奪った。
しかし5回に悪夢が待っていた。先頭のブラッドリーに中前安打を浴びると、1死からホルトにもレフトへ安打で1死一、二塁。ここでベッツに左翼へタイムリーを浴びた。さらに2死からラミレスに四球を与えて満塁とするとマルティネスにセンターへ満塁弾を被弾。点差を一気に2点差に縮められた。
その後もモアランドに二塁打を浴びたものの、何とか後続を断ってリードを死守した田中はこの回限りで降板。この日は5回7安打2四球3奪三振6失点で防御率5.19となっている。
(Full-Count編集部)