世界最速左腕の“魔球”は「どんだけ落ちる?」 現役投手も仰天「誰も打てない」
チャップマンが投じたスプリットは毎分842回転を記録
世界最速左腕として知られるヤンキースの守護神アロルディス・チャップマン投手が“消える魔球”を投じた。89マイル(約143.2キロ)、毎分842回転と少ない回転数で消えるように落ちる1球に、「どんだけ落ちるんだ?」「800はありえない なんてこった」とファンが困惑している。
4日(日本時間5日)、フィリーズとのオープン戦。9回に登板したチャップマンは、1回無安打無失点1奪三振でセーブを挙げた。89マイル(約143.2キロ)でナックルのような、スプリットのような“魔球”を投じた相手は、若干18歳のジェマル・フローレス。思わずバットを出して空振り三振に倒れ、ゲームセットとなった。
「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏がツイッターで「不公平なスプリッター」と紹介。昨年、左腕のスプリットに対して相手は打率.030、空振り率66.7%だったという。ジャイアンツのアレックス・ウッド投手は「誰もこんなの打てないよ(笑)」と仰天。ファンからも「文字通り打つのは不可能」「打者は18歳。これはまったくの犯罪だ」「エグイ」といった声が上がった。