田中将大、今季2勝目も満塁弾含む5回6失点 指揮官「途中から制球が乱れた」
乱闘の呼び水となったスライディングは「汚いプレーには思えなかった」
ヤンキースの田中将大投手が11日(日本時間12日)、敵地フェンウェイ・パークで行われたレッドソックス戦に先発登板し、5回7安打6失点を喫したものの、味方の大量援護で2勝目(1敗)を挙げた。10-7と勝利し、レッドソックスの連勝を9で止めた試合後、ヤンキースのアーロン・ブーン監督は5回に乱れた日本人右腕について「イニング間が長く、リズムを作れなかったのかもしれない」と話した。
田中は4点の援護を受けた直後の初回裏にラミレスにソロ本塁打を被弾。それでも2回以降は3イニング連続で3者凡退に仕留めて立ち直ったかに見えた。
しかし大量援護で8-1で迎えた5回に1死一、二塁からベッツにタイムリーを浴びると、2死満塁でマルティネスに満塁弾を被弾。何とかリードは守ったものの、5回6失点とピリッとしない内容となった。
2勝目を手にしたが、防御率は5.19に悪化。指揮官は「タナカは途中から制球が乱れた。5回は球数がかさんで疲れが出たのかもしれない。JD(マルティネス)に打たれたスプリットは落ちなかった」と振り返り、「(今日の登板は)イニング間が長く、リズムを作れなかったのかもしれない」と分析した。
また、この日は3回の二塁へのスライディングの際に相手選手の足を払うようなスライディングを見せたオースティンが、7回の打席でレッドソックスの救援右腕ケリーに死球を受けて激怒。大乱闘へと発展した。これについてブーン監督は「(乱闘のきっかけになったオースティンの二塁スライディングは)問題ないように見えた。汚いプレーには思えなかった」と振り返っていた。
(Full-Count編集部)