上原浩治が今季2度目のセーブ失敗 痛恨のサヨナラ負けに「申し訳ない」

古巣の本拠地で元同僚のハミルトンに逆転サヨナラ打浴びる

 レッドソックスの上原浩治投手が5月31日(日本時間1日)の敵地レンジャーズ戦で9回にマウンドに上がり、2/3回を1安打1四球2失点(自責0)。今季2度目の救援失敗で2敗目を喫した。元同僚のハミルトンに痛恨の逆転サヨナラ打を浴び、レッドソックスが3-4で敗れている。

 8回を1奪三振を含む3者凡退に抑えた田澤純一投手からマウンドを引き継いだ上原。3-2のリードで迎えた9回、先頭打者アルベルトを迎えた場面で、絶対守護神を不運が襲う。三ゴロに打ち取ったはずが、サンドバルが痛恨のエラー。ノーアウトのランナーを出してしまう。その後、デシールズが犠打を決め、アルベルトが二塁に進んだ。

 続く秋信守は投ゴロに仕留めたが、2死三塁とピンチが広がる。ここで今季リーグトップの打率3割5分9厘に、10本塁打、38打点と絶好調の強打者フィルダーを迎えたが、敬遠を選択。すると、レンジャーズは2死一、三塁の好機でエンゼルスから復帰後、好調のハミルトンを代打に送った。

 敵地スタンドの観衆が総立ちになる中、カウント1-1から3球目の79マイル(約127キロ)のスプリットを左中間深くに運ばれる。一塁ランナーの巨漢フィルダーも必死のランニングで逆転のホームイン。2011年途中から12年まで在籍した古巣の本拠地で悔しい逆転サヨナラ負けを喫した。

 上原は試合後、ツイッターで「中継ぎ陣がいい感じで繋いでくれたのに、申し訳ない。チームにも申し訳ない」と悔しさを綴っていた。レッドソックスはこれで3連敗。上原は今季2勝2敗10セーブで防御率は1.69という成績になっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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