レンジャーズが主力左腕のアクシデントでマー君獲りに本腰!?
ホランドの故障で補強を迫られるレンジャーズ
ダルビッシュ有投手の所属するレンジャーズのデレク・ホランド投手(27)が自宅の階段から転落し、長期離脱することが発覚。先発陣の補強に迫られるレンジャーズが複数の球団と交渉を持っている楽天の田中将大投手の獲得に本腰を入れる可能性が浮上した。
レンジャーズは今季10勝9敗で防御率3.42の成績で、ダルビッシュとともに先発ローテーションを守った左腕ホランドがテキサス州アーリントンの病院で左膝軟骨損傷で関節鏡下手術を受け、来季途中まで戦線離脱することを発表した。
「ケガでがっかりしている。自宅で起きた珍しいアクシデントで膝を強打してしまった。動揺しているけれど、リハビリをスタートし、一刻も早くマウンドに戻ることを目指している」
ホランドはこうコメントを発表した。プロ選手では珍しい負傷だが、ESPN電子版によると、レンジャーズのジョン・ダニエルズGMは自宅の階段から転落し、軟骨を負傷したと説明。今季33試合に先発したローテーションの2番手をシーズン中盤まで失うことになった。
春季キャンプ前に想定外の事態を迎えたダニエルズGMは10日に「(先発投手を)何人か補強することになると思うが、ローテーションの先頭を守るような実力者を補完するものではなく、投手層を厚くする内容になると思う。我々のチームの多くの選手にとってチャンスとなる」と説明したが、MLB公式ホームページで紹介されたダグ・ミラー記者は田中特集の中で、ホランドの負傷により、レンジャーズが田中争奪戦に遅ればせながら参戦する可能性を指摘。テキサスで田中が兄貴分と慕うダルビッシュと強力無比なローテーションを組むというシナリオもあるかもしれない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count