佐々木朗希、日本新は13者連続奪三振でストップ 64年ぶり更新、6回まで完全投球
1回2死から止まらぬ奪三振ショー、64年ぶりの記録更新
■ロッテ ー オリックス(10日・ZOZOマリン)
ロッテの佐々木朗希投手は10日、本拠地ZOZOマリンスタジアムで行われたオリックス戦に先発し、連続打者奪三振の日本記録をこれまでの「9」から「13」に大幅更新した。1回二死から5回までアウトを三振で奪い続け、6回先頭の紅林の中飛でようやくストップした。6回まで14奪三振、走者を一人も出さないパーフェクト投球を続けている。
佐々木朗は最速164キロの直球と140キロのフォークを軸に投球を組み立てていった。1回2死、吉田正からフォークで空振り三振を奪うとあとは一人舞台。2回はラベロ、福田、西村をいずれもフォークで空振り三振。3回は紅林、福永をフォークで、宜保を自己最速タイの164キロでいずれも空振り三振に仕留めた。4回も後藤を空振り、バレラを見逃し三振に仕留めて日本記録に並んだ。さらに吉田正からも空振り三振を奪い日本新記録とした。
続く5回、先頭のラベロからも見逃し、福田からは空振り、西村から見逃しと連ね、記録は13者連続奪三振まで伸びた。6回先頭の紅林が中飛を上げ、ようやく記録はストップした。
高卒3年目の佐々木朗は今季初登板だった3月27日の楽天戦で自己最速の164キロをマークし、6回10奪三振。8回13奪三振で今季初勝利を挙げた4月3日の西武戦では、常時160キロ台を計測する圧倒的な投球を見せていた。
連続打者奪三振のこれまでの日本記録は、梶本隆夫(阪急)が1957年、土橋正幸(東映)が1958年にマークした9だった。
(Full-Count編集部)