「ビッグタイムパワー、スズキ」 誠也が描いた衝撃の放物線…目撃した解説も唸る
地元放送局も興奮気味に伝える「文句なしの一発ですね」
■ブルワーズ 5ー4 カブス(日本時間11日・シカゴ)
カブスの鈴木誠也外野手が10日(日本時間11日)、待望のメジャー1号を放った。開幕3戦目となる本拠地でのブルワーズ戦に「5番・右翼」で先発出場し、初回に先制3ラン。鮮やかだった完璧なアーチに、地元放送局「マーキースポーツ・ネットワーク」のパット・ヒューズ氏は「スズキはなんという週末を送っていることでしょう。412フィート(約125.6メートル)、文句なしの一発ですね」と伝えた。
思わず息をのむ完璧なスイングだった。初回2死一、二塁の第1打席でスライダーを完璧にとらえると、打球はきれいな放物線を描いて左中間スタンドに着弾。メジャー10打席目での初アーチは、打球速度110.9マイル(約178キロ)と豪快だった。
ファンの心を鷲掴みにした一振りに、同局で解説を務めるジム・デシェイーズ氏も「素晴らしいスイングですね」と一言。昨季は日本で38本塁打を放っていることにも触れ「気になるのは、MLBでもその実力が通用するのかということです」とも。ただ、早速結果を残したことに「ビッグタイム(一流の)パワー、スズキ。慣れるためにはいいスターを切るのが非常に重要です。新しいチーム、新しい国。全てが新しいことなのです」と話した。
開幕3戦を終え、鈴木自身も「若干試合に体が慣れて来たっていうのはある」と言うように、徐々に適応。シーズンは長丁場。期待の打棒で、実力を証明していくことにある。
(Full-Count編集部)