大谷翔平からタイムリー強奪 元兄貴分がドヤ顔、2三振に「オレもヒット奪わないと」
大谷に2打数2三振も4回のピンチで大谷の強烈な打球をダイビングキャッチ
■レンジャーズ 10ー5 エンゼルス(日本時間15日・アーリントン)
レンジャーズのコール・カルフーン外野手が14日(日本時間15日)、エンゼルス・大谷翔平投手と初対決した。元チームメートに2打数2三振を喫したが、4回2死二塁の守備では強烈な打球をダイビングキャッチ。今季初打点をタイムリーを“強奪”した。カルフーンは「2三振を奪ったからオレもヒットを1本奪わないといけなかったんだ。ショウヘイがアウトにするならオレも彼からアウトを奪うよ」と興奮気味に振り返った。
34歳のカルフーンは2019年までエンゼルスでプレー。ハッスルプレーが持ち味で、エンゼルス在籍時代は投手・大谷を救ってきた。2020年からダイヤモンドバックスでプレーし、今季から同地区のレンジャーズに加入。この日が初対決だった。
2回無死一、二塁はスプリットに空振り三振。3回2死は98.8マイルに見逃し三振を喫した。バットでは思うような結果が出なかったが、「ショウヘイは明らかにエリートだ。速球を投げ、変化球も素晴らしい。球界最高の選手の1人だよ。だから厳しい対戦になる。(スプリットがあるから)ゾーンを上げなくてはいけない。これからも対戦が続くことを楽しみにしているよ」と前向きだった。
大谷は2018年に新人王に輝き、右肘手術明けだった2019年は打者に専念した。昨季MVPを獲得した大谷に、これまでと違いを感じたのか。「健康な状態に見えるね。1年を通じて投げて、打ってできたのは昨年が初めて。間違いなく才能に溢れる選手。ショウヘイのやっていることを見るのはとても楽しい。また健康な状態で、今年もどうなるか楽しみだ」。ユニホームこそ違うが、敵軍ベンチから温かい視線を送っている。