大谷翔平、今季1号はプレーボール弾 開幕8戦31打席目、敵地どよめくムーンショット
三塁ベンチでカウボーイハットを被って祝福された
■レンジャーズ ー エンゼルス(日本時間16日・アーリントン)
エンゼルスの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、敵地・レンジャーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、初回の第1打席で先頭打者弾となる今季初本塁打を放った。開幕8戦31打席目での一発となった。
待望の一発は初回先頭だった。オープナーの右腕ブッシュの初球95.9マイル(約154.3キロ)の高めフォーシームを捉え、1号先頭打者アーチを描いた。初回先頭打者弾は昨年10月3日(同4日)のマリナーズとのシーズン最終戦以来、自身5本目だ。敵地ファンもどよめく一撃となった。打球速度108マイル(約174キロ)、飛距離406フィート(約124メートル)、角度41度だった。
生みの苦しみを味わった。4試合連続安打を記録しているものの、開幕からノーアーチだった。「ちょっとの軌道のズレなのかなと思う。いい軌道で入っていけばヒットになってくれるものなので」。2020年に開場したグローブライフ・フィールドでは自身初アーチで、ア・リーグ15球団の本拠地を制覇した。
この日は初の黒人選手ジャッキー・ロビンソンの功績を称える「ジャッキー・ロビンソン・デー」で全選手が背番号「42」を付けた。自軍ベンチへ戻ると、カウボーイハットを被って祝福された。
前日14日(同15日)の同戦では自身初の満塁弾を浴びるなど4回途中6安打6失点で今季2敗目を喫した。打撃では9回の右翼線二塁打で4試合連続安打をマークした。復調のアーチとしたいところだ。