イチロー氏が始球式で着た“ユニの意味” ファン感動「涙が出る」「すごく素敵」

始球式を行ったイチロー氏【写真:AP】
始球式を行ったイチロー氏【写真:AP】

メジャー歴代最多116勝を挙げた2001年のユニ着用した“意味”

 マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が15日(日本時間16日)、シアトルで行われたアストロズ戦の試合前に、始球式を務めた。スタンドを熱狂させた剛速球もさることながら、ファンは着用したユニホームにも注目。その意味を想像し「涙が出る」「すごく素敵」と温かい思いに浸っている。

 大きな拍手が送られる中、イチロー氏は躍動感あるフォームから低めに伸びたボールを投じた。僅かにホームベースからは外れたものの、迫力のスピードボールに観客はスタンディングオベーション。捕手役を務めた愛弟子のフリオ・ロドリゲスは「今まで始球式で見たどの球よりも力強かった」と驚いた。試合は11-1で大勝した。

 イチロー氏が着用していたユニホームは、マリナーズが歴代最多タイの116勝を挙げた2001年モデル。これが何を意味するか? 球団広報部シニアディレクターのレベッカ・ヘイル氏はツイッターで「今夜イチローが始球式で着るユニホーム。2001年の時のもの。こうすることで2022年のマリナーズに幸運をもたらすことをイチローは願っている。#本拠地開幕戦」と綴った。

 マリナーズは2002年以降、20年連続でプレーオフ進出を逃している。昨季は2016年以来となるア・リーグ西地区2位と健闘した中で、オフには昨季サイ・ヤング賞に輝いたブルージェイズのロビー・レイやパドレスのアダム・フレイジャーを獲得するなど大型補強に成功した。

 21年ぶりの悲願を目指す戦力が揃っただけに、イチロー氏も“2001年のようや躍動を……”とユニホームに思いを乗せたのではないか。ファンからは「これを愛す理由がたくさんある」「ラブ、ラブ、ラブ、イチロー」「美しい」と称賛する声が寄せられていた。

(Full-Count編集部)

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