鈴木誠也、開幕からの“記録ラッシュ”に米記者はゾッコン「歴史を作り続ける」
9試合連続安打で岩村明憲の日本人最多に並ぶ、週間MVPも受賞
■カブス 4ー2 レイズ(日本時間19日・シカゴ)
カブスの鈴木誠也外野手が18日(日本時間19日)に本拠地でのレイズ戦に「4番・右翼」で出場し、3打数2安打でデビューから9試合連続安打をマーク。2007年に岩村明憲(当時デビルレイズ)が記録した日本人最長記録と、1943年にアンディ・パフコが記録したカブスの球団記録に並んだ。この試合前には、週間MVPの初受賞も決定。地元シカゴのラジオ局「ザ・670スコア」のデビッド・ハフ記者は「スズキが歴史を作り続ける」と興味を爆発させている。
初めて4番に座った鈴木は、4回の第2打席は左中間をライナーで抜く安打。さらに8回の第4打席では右前安打を放ち、打率.429まで上昇。OPS1.493とともに、ノーラン・アレナド内野手(カージナルス)に次ぐ堂々のナ・リーグ2位につけている。
開幕から続く快進撃には、さまざまな記録がついて回る。12日(同13日)には2打席連続本塁打をマーク。米データサイト「STATS Perform」の公式アカウント「Stats By STATS」によれば、打点が公式記録となった1920年以降では、デビューから4試合で8打点以上かつ4四球以上をマークした初のMLB選手だった。さらに13日(同14日)には4試合連続打点も記録。カブスの選手としての最初の5試合すべてで、少なくとも2回出塁し、なおかつ1得点か1打点を挙げたのは、1901年以降では2人目だった。
1打席、1打席が早くも注目の的に。18日(同19日)も、MLB公式でカブス番を務めるジョーダン・バスティアン記者が、自身のツイッターで鈴木の全4打席の全球を紹介。二塁を狙ってアウトになった第2打席の左前打は打球速度107.4マイル(約173キロ)、第4打席の右前打が打球速度102.8マイル(約165キロ)だったことを言及した。さらに全9スイングのうち、3球がファウル、空振りが3球だったことにも触れた。番記者とはいえ、一選手をここまで詳報するのは珍しい。それだけ、鈴木は注目を集めている。
(Full-Count編集部)