ダルビッシュの“修正力”を指揮官も絶賛 序盤苦しむも立て直し「さすがベテラン」
2回まで制球に苦しみ51球を要するも、3回以降は39球で4イニングを投げる
■パドレス 3ー2 ドジャース(日本時間24日・サンディエゴ)
パドレスのダルビッシュ有投手は23日(日本時間24日)、本拠地でのドジャース戦に先発し6回無失点と好投した。強力ドジャース打線を相手に1安打に封じた。あとを受けたリリーフ陣が追いつかれて2勝目はならなかったが、ボブ・メルビン監督は「終わり方がファンタスティックだった」と絶賛だった。
ダルビッシュは初回に四球で走者を背負うと、2回にはスミスの右前安打、テイラー、ラックスへの連続四球で満塁のピンチを招いた。ベッツを空振り三振に仕留めて窮地を脱したものの、2回までに3つの四球を与えるなど51球を要して制球に苦しんだ。
ただ、ズルズルといかず、3回以降は別人のように立て直した。3回を3者凡退に抑えると、4回も連続三振を奪うなど3人斬り。5回、6回もドジャース打線に走者も出させず、6回1安打無失点7奪三振の好投。3回からの4イニングを39球で投げ抜いた。
2勝目こそならなかったものの、チームはサヨナラ勝ち。メルビン監督も「5回まで投げてくれたら、と思っていたら、6回まで行ってくれて、今日も7回まで行ける? と考えてしまうぐらいだった。最初の数イニングで球数を多く投げても、そこから少ない球数で投げられる。終わり方がファンタスティックだった。ピンチを背負った状態であれだけ球数を投げながら、あのようにリカバリーできるのはさすがベテランだ」とその修正力を称賛していた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)