急激な43cmの変化に「気分が悪くなる」 打者寄せ付けない“魔球”が「えげつない」
MLB公式サイトも、メジャー通算158セーブ男も大絶賛の23歳右腕
今季マリナーズでメジャーデビューしたマット・ブラッシュ投手の“魔球”が、大きな注目を浴びている。MLB公式サイトが特集した「今季注目のえげつない新球トップ10」と「まだあなたが知らないえげつない投手たち」でいずれもランクイン。「ピッチング・ニンジャ」の愛称で日本のプロ野球ファンからも支持される投球分析家ロブ・フリードマン氏も、43センチもの変化に「気分が悪くなる」と称賛している。
衝撃的だったのは、23日(日本時間24日)のロイヤルズ戦で飛び出した一球。4点リードした4回2死三塁のピンチで、カウント2-2からロペスに投じた5球目だった。真ん中に投げられたように見えたスライダーは、急速な曲がりを見せて左打者の内角へ。ロペスのバットは全く当たる気配なく、無情にも空を切った。
フリードマン氏は「気分が悪くなる85マイル(約137キロ)のスライダー 1分間に3055回転、17インチ(約43センチ)の変化」と紹介。ファンも「この子はまったくもってえげつない」「音声をオフにしても、回転音が聞こえてくる」と腰を抜かした。メジャー通算158セーブのダン・プリーサック氏もMLBネットワークの番組で「いまMLBで5本の指に入る変化球」と絶賛。23歳右腕の宝刀が、メジャーの強打者たちをねじ伏せていく。