ダルビッシュ、打球直撃も6回3失点粘投で2勝目 投球回で日本人単独2位に浮上
黒田博樹氏の1319回を超え、1319回2/3まで伸ばした
■パドレス 7ー3 パイレーツ(日本時間30日・ピッツバーグ)
パドレスのダルビッシュ有投手が29日(日本時間30日)、敵地でのパイレーツ戦に今季5度目の先発。6回98球を投げて8安打5奪三振1四球3失点で、今季2勝目(1敗)を挙げた。6回に2死を奪った時点で投球回がメジャー通算1319回1/3に到達し、黒田博樹氏を抜いて日本投手歴代単独2位に。この日はもう1つアウトを加えて1319回2/3に伸ばした。日本投手歴代1位は野茂英雄氏の1976回1/3。
ダルビッシュは初回に2本のタイムリーを浴びて2点を失ったが、その後は粘りの投球を見せた。5回1死二塁からライナーが身体に直撃、直後にライト前タイムリーを許して3点目を献上したものの、6回もマウンドに上がり先頭を中飛に仕留めて黒田氏に並ぶと、続く打者を空振り三振に仕留めて単独2位となった。
2012年にレンジャーズに移籍して今季がメジャー11年目。2015年にトミー・ジョン手術を受けるなど紆余曲折を経ながらも、長く第一線で活躍し、アウトを積み重ねてきた。この日の白星で通算81勝目。今季初勝利だった17日(同18日)のブレーブス戦では、メジャー通算白星で79勝の黒田氏を抜いて日本投手単独2位になっていた(1位は野茂氏の123勝)。35歳の右腕は今後、どこまで数字を伸ばしていくだろうか。
(Full-Count編集部)