ダルビッシュは「絶対に降板するつもりなかった」 打球直撃後の続投を指揮官称賛

2勝目を挙げたパドレス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
2勝目を挙げたパドレス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

メルビン監督「彼は今日、長い回を投げたがっていた」

■パドレス 7ー3 パイレーツ(日本時間30日・ピッツバーグ)

 パドレスのダルビッシュ有投手が29日(日本時間30日)、敵地でのパイレーツ戦に今季5度目の先発。6回98球を投げて8安打5奪三振1四球3失点で、今季2勝目(1敗)を挙げた。5回に打球を右脇腹に受けたものの続投した右腕をボブ・メルビン監督は「普通ならすぐに降ろすケース。かなりのタフガイだということが分かってきた」と称えた。

 2点リードで迎えた5回1死二塁の場面。ヘイズの鋭い打球はダルビッシュの右脇腹を直撃した。球場にどよめきが起き、指揮官もベンチを飛び出したが、右腕は問題がないことを強調。続投後にタイムリーを許したものの後続を断った。

 試合後、メルビン監督はダルビッシュに言及。「彼は今日、長いイニングを投げたがっていた。(打球直撃後に)6回も投げさせる決断した。彼は絶対に降板するつもりはなかった。普通ならすぐに降ろすケースだが、かなりのタフガイだということが分かってきたよ」と称えた。

 試合はパドレスが6回に2点を加えて3点差に。ダルビッシュはその裏を3人で退けて100球手前で降板となった。指揮官は「どこかの段階で(打球を受けた部分が)腫れてくる。110球から115球まで投げさせる必要はなかった。あのようにライナーを受けた後は(6回での降板は)正しい判断だったと思う」と振り返った。

 この日の投球でメジャーでの投球回は1319回2/3に。黒田博樹氏を抜いてメジャー日本投手歴代2位に浮上した。指揮官も称えた闘争心が右腕を支える。

(Full-Count編集部)

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