佐々木朗希が千賀との“剛腕対決”で見せた成長 専門家うならせた「冷静な配球」
佐々木朗希は先取点を奪われながらも6回6安打1失点、11奪三振の快投
■ソフトバンク 5ー3 ロッテ(6日・ZOZOマリン)
ロッテの佐々木朗希投手が6日、ZOZOマリンスタジアムで行われたソフトバンク戦に先発し6回6安打1失点、11奪三振の快投を見せた。守護神・益田直也投手が9回に追いつかれ4勝目こそならなかったものの、球界を代表する剛腕・千賀滉大投手と投げ合った一戦。南海、近鉄で通算2038安打を放ち名球会入りした野球評論家・新井宏昌氏は「配球面でも冷静で、勝てる投球を見せたのは佐々木だった」と分析した。
先に失点したのは佐々木朗だった。4回に柳町に左翼フェンス直撃の二塁打を浴びると、2死二塁から今宮には162キロの直球を弾き返された。これが右中間への適時二塁打となり、先取点を奪われたが、5回からはカーブを使うなど配球面に変化が見られ、緩急を生かした投球で得点を許さなかった。
ホークス打線は、初回から積極的に直球を狙い“佐々木朗希攻略”への糸口を見い出していた。ただ新井氏は「失点したあとは頭も冷静になっているように感じました。真っすぐ狙いを察したのか、佐々木朗はフォークで追い込み、ストレートの高いボール球を振らせた」と、松川虎生捕手とのバッテリーを高く評価した。