西武・内海が通算2000投球回達成 40歳で今季初登板、92人目の節目に感謝の一礼
40歳勝利へ…おかわり君がミスターに並ぶ通算444号で援護
■西武 ー 日本ハム(7日・ベルーナドーム)
プロ19年目の西武・内海哲也投手が7日、本拠地・ベルーナドームで行われた日本ハム戦で今季初登板初先発し、5回を投げ終えた時点で通算2000投球回を達成した。プロ野球史上92人目の節目となった。
かつて巨人のエースとして活躍した内海だが、西武移籍後は昨季まで2年間で計6試合2勝2敗。コーチ兼任となった今季は、開幕1軍ローテには入れなかったが、イースタン・リーグで3試合2勝0敗、計18イニング無失点(防御率0.00)と結果を出し、1軍の登板機会をもぎ取った。チーム最年長の40歳。「もう40なので、無理せず、気張らず、やりすぎずがテーマです」と笑ってマウンドへ向かった。
初回は3者凡退に仕留め、その後は走者を背負いながらも粘りの投球。2点リードの5回2死から宇佐見に2号ソロを浴びたが、リードを保って勝ち投手の権利を得た。味方打線は3回に相手先発・上沢の暴投で先制。4回には中村剛也内野手の、長嶋茂雄(巨人)に並ぶ歴代14位タイで現役最多の通算444本目の本塁打(今季2号ソロ)で援護した。
5回を終えると記念のボードを受け取った内海は、スタンドから拍手が送られる中、深々と一礼して感謝を表現。チームメートからはハイタッチで祝福された。