ロッテ石川が2年ぶり完投勝利 開幕3連勝に「とりあえず昨年の勝ち星に並んだ」
完投勝利は2016年9月15日の楽天戦以来、約2年ぶり
ロッテの石川歩投手が17日、ZOZOマリンで行われたオリックス戦に先発し9回9安打3失点の完投で開幕から3連勝を飾った。完投勝利は2016年9月15日の楽天戦以来、2年ぶりとなった。
4月3日と同じオリックス・金子とのマッチアップだったがエースとしての信頼に応えた。2点リードの6回にはロメロに2号2ランを浴び、一時同点を許し「あれは余計だった。あれがなければもっと楽に勝てた」と配球とコントロールミスを反省した。
それでも、その後は走者を許しながらも要所を抑える投球で反撃を許さなかった。井口監督によれば8回を投げ終えた時点で「代えてくださいオーラを出していた」そうだが「最後までいくぞ」と指揮官の一言で9回のマウンドに上がった。
「我慢強く投げて良かった。3試合とも先取点を与えたが、藤岡君がナイスバッティング」と、お立ち台では勝ち越し2ランを放ったルーキーに感謝した。
昨年は3勝11敗と大きく期待を裏切ったが、今季は開幕から3連勝をマーク。「とりあえず昨年の勝ち星に並んだので、これからひとつひとつ(勝ち星を)積み上げていきたい」と、ヒーローインタビューでは相変わらずの石川らしさだが、本来のエースの姿を取り戻し始めた。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)