根尾昂の投手挑戦は「全然いける」 唸る剛球…元中日エースも太鼓判「ヤバイな」
本業の投手顔負け「素晴らしいボールを投げれられる」
中日・根尾昂外野手の「投手挑戦」が話題になっている。8日のウエスタン・リーグ阪神戦で打者5人に対して登板。春夏連覇した大阪桐蔭高時代から投手を務めていたこともあるが、本業の投手顔負けの剛球はプロの世界でも目を引く。元中日エースの吉見一起氏も「素晴らしいボールを投げれられる」と絶賛。「ピッチャーしてほしいですね」と期待を寄せている。
吉見氏は自身のYouTubeチャンネルで、「投手・根尾」の可能性を分析。過去に見たブルペン映像なども踏まえて「僕が見た中では、全然ピッチャー行けるじゃん」と言い切る。今年1月には根尾の自主トレを視察しており、約40メートルの距離でキャッチボールする姿も間近で体感。唸る球筋に「ヤバイな」と改めて驚嘆していた。
やはり、スピードボールは魅力のひとつ。「スピードガンだけで言うと『うわ、俺より速いボール投げるー』っていうピッチャーが出てくると思います」と言う。ひとまず、大差の展開で投手を温存しておきたいときの“野手登板”で試す選択肢もあるとみる。
もちろん変化球や投球術など課題を挙げればキリがないが、投手としての基本である「立ち姿、体重移動、手の使い方……。申し分ないですね」と太鼓判。誰よりもファンから応援されていることにも触れ「観る方からするとすごく貴重な画になると思うので、根尾選手ピッチャーしてほしいですよね」とまとめた。