大谷翔平、初の6号満塁弾で通算100号に王手 10戦ぶり5号から311日ぶり2打席連発
6回にトラウトと今季初の2者連続弾、1試合2発は今季2度目
■エンゼルス 11ー3 レイズ(日本時間10日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、本拠地・レイズ戦に「3番・指名打者」で先発出場し、今季初の2打席連続弾をマークした。6回の第3打席で10試合ぶりの5号ソロ。7回の第4打席でキャリア初の6号満塁弾を放った。
待望のアーチはトラウトの2ランが飛び出した直後だった。4点リードの6回無死、救援ビークスから左中間へ5号ソロを放った。5月は初本塁打で、10試合42打席ぶりの一発。本拠地エンゼルスタジアムでは出場16試合目で今季初アーチだ。トラウトと今季初の2者連続弾。打球速度109マイル(約175.4キロ)、407フィート(約124メートル)。打球角度22度と低い弾道で球場名物ロックパイル付近へ飛び込んだ。
もう止まらない。7回無死満塁だ。右腕フォーチャーから左中間へ6号グランドスラムを放った。左翼手が一歩も動かない豪快弾だった。1試合2発は2022年4月15日(同16日)のレンジャーズ戦以来今季2度目で通算8度目。2打席連発は2021年7月2日(同3日)のオリオールズ戦以来311日ぶり通算4度目だ。メジャー通算100号に王手をかけた。
運も味方につけた。4回1死一塁、左腕スプリングスの初球スライダーを打ち上げてしまった。しかし、名手・キアマイアーが薄暮で打球を見失う。同一、二塁にチャンスを広げ、2死後のウォルシュの逆転3ランを演出した。1試合3安打は11試合ぶり今季3度目。20連戦のタフなスケジュールの中、打者・大谷が完全復活した。