「始めはアウトでその後セーフ?」 塁審の“疑惑の判定”に非難の声「また誤審だよ」
フィリーズ監督は退場に…「正しい判断」など判定を擁護する声も
■マリナーズ 5ー4 フィリーズ(日本時間11日・シアトル)
ゴロを捕った二塁手が一塁へ送球。一塁手がベースを踏みながら捕球してアウト……と思いきや、打者走者と一塁手が接触してボールがこぼれたためセーフ判定になるプレーがあり、物議を醸している。ファンの間では「審判の判断が間違っている」「彼はセーフだ」と賛否両方の声が寄せられている。
マリナーズのアダム・フレイジャーは10日(日本時間11日)のフィリーズ戦の2回、1死二塁で二塁へ強いゴロを放った。捕球したフィリーズの二塁手ジーン・セグラは一塁へ送球。ややライト側に逸れたボールに対して、一塁手のリース・ホスキンスは身体を伸ばして捕球した。タイミングはアウトだったが、ホスキンスの左腕と一塁へ走り込んできたフレイジャーが接触する形になり、ボールがこぼれた。一塁塁審はアウトとコールしかけたが、ボールがこぼれたのを見てセーフと判定した。
MLB公式サイトによると、フィリーズのジョー・ジラルディ監督はこの判定に抗議。一塁塁審は一塁手がボールを捕球した状態ではなかったと説明したが、ジラルディ監督はフレイジャーの守備妨害を主張し、チャレンジを求めた。しかし、規定の20秒を過ぎていたとして認められず、結局退場処分を受けた。
米メディア「ジョムボーイ・メディア」が公式ツイッターに動画を投稿すると、ファンは反応。「始めはアウトで、そのあとセーフ?」「審判が毎日のように注目を集めてる。これは良くない」「明らかに(一塁手は)キャッチしている」「また誤審だよ」「彼は100%アウトだと思う」「ホスキンスはベースに足をつけてボールをしっかりキャッチしている」「醜いコールだ」と“誤審”を主張する声が大勢を占めた。一方で「誰も悪くない。グラブにわざと当たったのではないのでセーフだよ」「(セーフは)正しい判断だ。フレイジャーが当たったのも故意ではない」という意見も寄せられた。