完全なボールからストライクに…カブス右腕の“曲がりすぎるツーシーム”は「美しい」
見事な「バックドア」にファン驚愕「グレッグ・マダックス的」「不公平」
カブスの右腕タイラー・チャッドウッドが17日(日本時間18日)のカージナルス戦で見せた“曲がりすぎるツーシーム”が話題となっている。見事な「バックドア」の動画をカブスが公式ツイッターで紹介すると、ファンからは「エゲツない」「美しい」などと称賛のコメントが集まった。
初回だった。1死走者なしの場面で右打者のファムを追い込んだチャットウッドが95マイル(約153キロ)の速球を投じた。外角に外れたかと思われたボールが、ベース手前で急激に変化してストライクゾーンへ決まる「バックドア」。ボールを見送ったファムは、ストライクコールを聞く前にダグアウトへと歩き出した。潔く三振を諦めるしかない、驚異的な一球だった。
カブスはこの場面の動画を「エゲつなく、それでいて少し不公平」という文言とともにツイッターで投稿。すると、フォロワーからは称賛の声が次々と上がった。
「誰がこんなボールを投げられるんだ」
「(エゲツなく不公平、に続く言葉として)そして美しい」
「これはエゲツないグレッグ・マダックス的なツーシームだ」
「確かにこれは不公平だ」
「なんて一球だ」
「シンダーガードほどじゃないね」
「スムース」
「非現実的」
「ケリー・ウッドを思い出すといったら間違いかな?」
「エ、エ、エ、エゲツない」
「これはなに!?!?」
「ビューティフル」
この日、チャットウッドは5回途中1安打2失点で3敗目。カブスは3-5で敗れた。7三振を奪いながら7四球という荒れた内容だっただけに、ツイッターでは四球の多さを指摘する声もあがっていたが、このツーシームに驚いたファンも多かった様子だ。
ダルビッシュとともに、先発ローテーション強化のためにカブスが補強した右腕。能力は確かなだけに、勝利につながるピッチングを見せたいところだ。