エ軍“ドラ11”右腕が飛び級昇格で初勝利 指揮官も満面の笑み「気に入った」

アスレチックス戦に先発したエンゼルスのチェイス・シルセス【写真:ロイター】
アスレチックス戦に先発したエンゼルスのチェイス・シルセス【写真:ロイター】

新人シルセスがデビュー戦で6回無失点好投、メジャー初勝利を挙げた

■エンゼルス 2ー0 アスレチックス(日本時間14日・オークランド)

 エンゼルスの新人チェイス・シルセス投手が13日(日本時間14日)、メジャーデビュー戦で初勝利を飾った。敵地のアスレチックス戦で6回1安打無失点と好投。チームを完封勝ちへ導き、ジョー・マドン監督は「ベリーグッド。素晴らしい仕事をした。傑出していたと思う」と賛辞の言葉を惜しまなかった。

 最速98.6マイル(約158.7キロ)のフォーシームが冴えた。初回を3者凡退に抑え、その後も落ち着いた投球を見せた。6回1安打無失点。マドン監督は「特定の場面で変化球を投げ過ぎていることもあったが、彼の直球を本当に気に入った」と称えた。

 昨年ドラフト11巡目(全体321位)でエンゼルス入り。今季は傘下2Aロケットシティで5試合登板して2勝0敗、防御率1.73と結果を出し、飛び級で昇格した。同年のエンゼルスのドラフトは1巡目のサム・バックマン(マイアミ大)から20巡目まで全て投手を指名した年だ。マドン監督は「明日はダブルヘッダーもある。我々はちょうど20連戦を終えたところ。先発投手をもう1人確立することができれば、シーズンの最後により良い状況になっている」と目を細めていた。

【実際の映像】落差の大きなチェンジアップで打者を圧倒 マドン監督も称賛したエ軍新人右腕の投球

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