「多分バッターは見えてない」 視界から突如消える163キロ魔球は「打てませんて」
ヒックスは左打者の外角ボールゾーンに沈む163kmシンカーで空振りを奪った
■ジャイアンツ 8ー2 カージナルス(日本時間14日・セントルイス)
最速105.1マイル(約169.1キロ)を誇るカージナルスのジョーダン・ヒックス投手が、13日(日本時間14日)に本拠地で行われたジャイアンツ戦で約163キロのシンカーを投げてファンを仰天させている。左打者の外角ボールゾーンに急激に逃げながら沈む軌道に「多分、バッターは見えてない…」「現実なわけない」などの声があがった。
“MLB最速右腕”はこの試合で先発し、5回を3安打3失点3奪三振。衝撃の一球は3回、左打者のジョク・ピーダーソンを迎えた場面だった。カウント1-0からの101マイル(約162.5キロ)は、外角ボールゾーンへ急激に変化。打者の視界から突如消えるような軌道に、ピーダーソンのバットはあえなく空を切っている。
「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家ロブ・フリードマン氏が「ジョーダン・ヒックスの101マイルのエイリアンシンカー」と記して動画を投稿。ファンは「彼の投げる球の動き方は異常」「意味わからんw」「ひょええ」「キャッチャーの親指持ってイカれるやつやん」「どうやってこれ捕るのか理解できない」「だからー、人間には打てませんて」とコメントを寄せた。