大谷翔平は「いたずらっ子だ」 “被害”に遭った同僚ら笑顔…意外な素顔を米誌特集
同僚左腕のサンドバル「とても無邪気なタイプ。楽しいよ」
メジャー5年目も投打二刀流で活躍するエンゼルス・大谷翔平投手。昨季のMVPを米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」が意外な形で紹介して話題になっている。大谷が満面笑みを浮かべている写真を表紙に使って「エンゼルスのスター、ショウヘイ・オオタニは伝説的な打者であり、投手であり、そしていたずらっ子だ」とするタイトルの記事を掲載。同僚選手らに様々ないたずらを仕掛けるという“素顔”を取り上げている。
記事は大谷が仕掛けた様々ないたずらの“実例”を紹介している。例えば、ドム・キテイ投手コーチ補佐がウエートルームを訪れた時、大谷は直径1フィート(約30.5センチ)ほどの銀色のゴムボールを顔をしかめながら壁に投げていた。そして突然振り返り「気をつけて!」と声をかけたかと思うと、ボールを投げつけたという。
20ポンド(約9.1キロ)のボールが飛んできたと思ってキテイコーチは身構えたが、実際は空気で満たされた軽くて柔らかいボールだった。その瞬間、大谷は笑い出したそうだ。このいたずらの“犠牲”になったのはキテイ氏を含めて3人いるそうで、同僚の左腕パトリック・サンドバル投手は「彼はいつもふざけているんだ。とても無邪気なタイプだ。楽しいよ」と語っている。
記事はさらに「報道陣の前で話す機会が少ないためか、その人間性が世間に知れ渡るのに時間がかかっている」とした上で、大谷が行った他のいたずらにも言及。ここ数週間で、ベンジー・ギル一塁ベースコーチの胸に飛び込むところや、金網越しに立っていたホワイトソックスファンにボールを投げつけるところ、ダグアウトでバットに心配蘇生を試みる姿などがカメラに捉えられているという。
100マイル(約160.9キロ)の剛速球を投げて400フィート(約121.9メートル)の打球を飛ばす大谷。記事は「もしかすると球史で最も才能溢れる選手であり、同時にとても面白い」と伝え、ペリー・ミナシアンGMのコメントを紹介する。「彼の野球に対する姿勢やルーティンは常識外れだ。分単位でね。でも、リラックスして冗談を言って回ることができる時間もある。見ていてとても楽しいよ」。