前田健太、106球&10奪三振の力投 ド軍監督も評価「我々が必要としていた投球」
マエケンが6回途中4失点で2勝目、地元紙も評価「傷口広げなかった」
18日(日本時間19日)の敵地パドレス戦で6回途中4失点で2勝目を挙げたドジャースの前田健太投手。この日は2回から失点を重ねたが、4回、5回と持ち直して計10奪三振を記録した。ドジャースは13-4で4連勝。試合後、地元メディアは前田の修正力を評価した。
前田はこの日、初回にいきなり3点の援護を受けると、その裏、先頭から2者連続で三振を奪うなど3者凡退と好スタート。しかし2回先頭のビヤヌエバに右前安打を浴びると、1死から連打で満塁のピンチに。ここでヘッジスに押し出し四球、投手のペルドモにも左翼へ犠飛を許し、2点を失った。
味方打線は3回にさらに5点を追加したが、前田はその裏も1死からホズマーに中前安打、ビヤヌエバに四球とすると、2死一、三塁からアスアヘに左翼線へ2点二塁打を浴びて2失点を喫した。それでもその後、立て直し、4回、5回と2イニング連続で3者凡退に。6回は1死から連打を浴びて一、二塁としたが、ピレラを左飛に打ち取ったところでマウンドを降りた。
試合後、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」電子版は「マエダは慌ただしいナイターの試合を乗り切った。彼は今シーズンで他のどのドジャースの先発投手をも上回る106球を投げた」と途中の乱調から立ち直ったことを評価。「残りの登板イニングで、マエダは傷口を広げなかった」とレポートした。
またドジャース公式サイトも「ケンタ・マエダは素晴らしかった。そして、味方攻撃陣の猛攻に後押しされ、ナ・リーグの王者は連勝をシーズン最長の4に伸ばした」と称賛。デーブ・ロバーツ監督も記事の中で「ケンタはとてもよく相手と戦っていたし、見ていて本当に楽しかったよ」と語り、「彼は今日の試合で球速も持続出来ていて、攻めの投球ができていたと思うよ。我々が必要としていた投球をしてくれた。ストライクゾーンに投げる直球に信頼を置いていて、スピードを保ちながら自分の信じる投球がしっかりできる時は空振りを奪えるものだからね」と評価した。
前田はこの日、5回2/3で106球を投げ、8安打3四死球10奪三振4失点。2勝1敗で防御率3.77となっている。
(Full-Count編集部)