地面に白球をポトリ…わざと犯したボークが「興味深い戦略」「これは高いIQ」
二塁からのサイン伝達を警戒、ボークを犯して走者を三塁に進めた
■ドジャース 7ー6 ダイヤモンドバックス(日本時間18日・ロサンゼルス)
ドジャースの守護神クレイグ・キンブレル投手が17日(日本時間18日)に本拠地で行われたダイヤモンドバックス戦の9回に登板。意図的にボークを犯して走者を次の塁に進めた。相手の“サイン盗み”を警戒しての行為と見られ、ファンは「これは見たことない」「誰か説明してくれないか」などと声を寄せている。
2点リードで登板したキンブレルは2死二塁の場面で、保持していたボールをわざと地面に落としてボークに。走者を三塁に進塁させた。二塁走者のサイン盗みを警戒しての行為だったようだ。ここで打者に遊撃内野安打を許して1点差に迫られたが、後続を断って今季7セーブ、通算379セーブ目を挙げた。
キンブレルはカブス時代の昨年5月26日(同27日)にも故意にボークを犯している。また、ブレーブスのケンリー・ジャンセンもドジャース時代の2019年に同様の行為を行っている。MLBでは今季、捕手から投手に信号を送る電子機器「PitchCom(ピッチコム)」の使用を許可したが、キンブレルは使用していないとみられる。
米メディア「トーキン・ベースボール」がツイッターに動画を投稿。ファンからは「なぜテクノロジーが利用できるのにしないのか?」「デバイスを使えよ」「ピッチコムを使えばもっと簡単なのに」と電子機器の使用を勧める意見や「2点差だから、この1点は関係ないし賢い」「興味深い戦略だ」「これは高いIQ」といった声もあがっている。