大谷翔平ら愛用「劣等生Tシャツ」ができた理由 快進撃を見せるエ軍の象徴
大谷ら多くのエンゼルス選手が練習で着用、マドン監督「大好きだ」
エンゼルスが「劣等生Tシャツ」でチームの結束を高めている。大谷翔平投手ら多くの所属選手が「THE LESSER GUYS」とデザインされた赤のTシャツを試合前練習で着用。マドン監督は「とても気に入っているよ。こういったものが大好きだ」と話した。
このTシャツを作ったのは「バシー」の愛称で親しまれ、クオリティ・コントロール・コーチを務めるティム・バス氏。4月中旬の敵地・レンジャーズ4連戦で3勝1敗の勝ち越しに貢献したのがトラウト、大谷ら主力ではなく、控えメンバーだったのがアイデアの発端だった。本塁打を放った際にカウボーイハットを被る新儀式を作ったバス氏は、「ベンチメンバーのために作ったんだ」と笑顔で明かす。
メジャーリーグはシーズン162試合と長丁場。4月22日(日本時間23日)の本拠地・オリオールズ戦からの20連戦のようにタフな戦いの連続だ。当然、チームの勝利に貢献するのはスタメン組だけではない。マーシュは言う。「あのTシャツも面白いよね。僕たちはクラブハウスで楽しんでいて、ケミストリーはさらに良くなっている」。
エンゼルスは18日(同19日)のレンジャーズ戦で敗れて今季初の3連敗。それでも、ア・リーグ西地区首位のアストロズとは1ゲーム差だ。大谷は「必ずこういう時が来る。明日の休みを挟んで、その次からどうするかが大事かと思います。いつも負けたことを引きずっても、しょうがない。切り替えて頑張りたい」と語っている。強固なチーム力も試される。