試合前に敵選手に平手打ち…原因はゲームの不正? 被害者「彼と話すことない」

ジャイアンツのジョク・ピーダーソン【写真:ロイター】
ジャイアンツのジョク・ピーダーソン【写真:ロイター】

平手打ち「された」側のピーダーソンが取材に応じる

 試合前に相手チームの選手に「平手打ち」を見舞うという蛮行が話題となっている。27日(日本時間28日)に行われたレッズ-ジャイアンツ戦の試合前、レッズのトミー・ファム外野手がジャイアンツのジョク・ピーダーソン外野手を平手打ちする一幕があった。ファムは試合開始直前に先発メンバーを外れている。

 被害を受けた側のピーダーソンは試合後、報道陣の取材に応じた。AP通信はその原因について「ファンタジー・フットボール(仮想のアメリカンフットボールのチームを構成し、その成績を競うゲーム)」が原因だったと伝えている。ピーダーソンがルール違反をしたのではないかというクレームがファムから入ったという。

 頬を平手打ちされた後に反撃しなかったことについてピーダーソンは「暴力が(事態を解決するための)答えではない。彼とは話をすることはないだろう。彼も僕と話をしたくないだろうし。よくわからないけどね。奇妙なやり取りだった」と話している。

 米放送局「NBCスポーツ・ベイエリア」はツイッターアカウントでピーダーソンのインタビューを公開。この中で「周りの人もそれなりにいたし、感情的になることはなかった。不運な状況だった」と話している。

 試合前から、両軍の選手が異変を察知し“現場”となった外野グラウンドに続々と駆け付ける異様な光景。MLBは詳細を調査しているというが、どのような形で幕引きがなされるのか。

(Full-Count編集部)

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