日本ハム新庄監督、2打席連発の清宮にあえて“注文”「分けられるんだったら最高」

日本ハム・新庄剛志監督【写真:町田利衣】
日本ハム・新庄剛志監督【写真:町田利衣】

清宮幸太郎は4回に17試合ぶりの先制5号&6回に完璧6号ソロ

■巨人 8ー4 日本ハム(交流戦・28日・札幌ドーム)

 日本ハムの清宮幸太郎内野手が28日、札幌ドームで行われた巨人戦で2打席連続本塁打を放った。チームは逆転負けで連勝は2で止まり、リーグ最速の30敗に到達したが、若き大砲が見せた光。成長を認めた新庄剛志監督はあえて、さらに上のレベルを求めた。

 清宮らしい、美しい弾道だった。まずは4回無死、シューメーカーの高め143キロのツーシームを右翼席へ運ぶ17試合ぶりの先制5号ソロ。2-4の6回1死からは、今度は初球の甘く入った直球を完璧に捉え、右翼席中段まで運んだ。

 初回の第1打席はツーシームを振らされ二ゴロ。球を動かす外国人投手に対して「目付を高く、低めはできるだけ手を出さないように」と意識したことが功を奏した。「びっくりした」と目を丸くしたビッグボスも「もう1本くらいいくんじゃないかと打席で感じた。本人が一番うれしかったと思う」と喜んだ。

 この日の試合前、ビッグボスは林孝哉ヘッドコーチに清宮への“伝言”を託した。「もう1度、初球の甘めのボールはガンガンいこう」。キャンプ中から口を酸っぱくして言い続けてきたことを、今一度確認。言葉通り、2本目のアーチは初球の甘い球を逃さず決めた。これには「頭にあったと思う。初球のストライクは余裕もあるし、その分素直にバットが出る」とうなずいた。

「もう少し早いボールだと、あの打ち方だとファウル、フライ」

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY